『なぜこの方程式は解けないのか?-天才数学者が見出したシンメトリーの秘密』
マリオ・リヴィオ
早川書房 2200円+税
ガロアの群論の話がわかりやすく書いてあり、おススメの数学入門書です。
対称性を方程式という一見無関係なものに実はとても深い関係があることを知らされます。
著者自身が若くしてなくなったアベルやガロアに心酔しており、特にガロアへの愛から生まれた本は、そのために大変わかりやすく、群論の絶好の入門書。
とにかく秋の夜長にじっくりと数学と自然の神秘にふれてみたい方にお勧めします。
たまにはこういう噛み応えのある本がいいですね。
ガロアは若気の至りで女性をめぐる決闘で命を落としたといわれていますが、どうも真相は愛国者(共和主義者)の陰謀によって殺されたという多少政治的な背景があったということのようです。ガロア自信は自由主義者であったらしいです。
いずれにせよピストルで撃たれて二十歳の若さで死ぬわけですが、その時に5次方程式の一般解がないことを群論を使って証明していたわけです。
学校では挫折も多く経験したロマンチストだったようです。多少世間からは浮いた、やはり天才だったのでしょう。少女であったのか娼婦であったのか、女性問題で決闘を挑まれて死ぬという短い生涯。なんとなくモーツアルトの死も思い出されます。やはり神秘を解く者には早すぎる死がまっているのでしょうか。
ということは書けますが、肝心の群論とシンメトリーのことは書くまでに理解していません。わからないからロマンがあるともいえます。
【数学をめぐる物語】
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